2012/12/12

12月の三つの提言

(1)“国難”の言葉の意味を一人ひとりが真剣に
ひょっとすると今日の世界情勢は世界恐慌を生じる可能性を否定出来ない。それは政治と経済の結びつきが大変に強い時代になっているので、政治の失敗が経済の混乱を招いてしまう可能性を強く帯びている事が一因である。何よりも中国問題が日本に重くのしかかってくるが、中国自体が弱って来たり、大きな問題を抱えてくると、その政治的対応がより厳しくなり、日本の政治、経済に強く影響することが予想される。そしてそれらが元になって世界へと波及していく事が連鎖的に生じる可能性を帯びている。ひょっとすると大変な困難に直面するかも知れない。その事をもう少し強く自覚せねばならない。その為に国難という言葉をより強く自分の中に落とし込み、それへの対応を考える事である。

(2)自立した個人、地域、国のイメージをしっかりと確立せよ
『維新八策』の中にこれから「自立した個人、地域、国」を作り上げていくとの表明がなされているが、実は私はスローガンは良いが、より具体的に「自立した」という意味をイメージ化する事が大切であると考えている。そのイメージあるいは意味が確定することによって、より『維新八策』の価値がわかっていただけるものと思う。12月4日発売の『橋下徹は坂本龍馬になれるか?』にはその内容ももう少し具体的に述べてある。

(3)経済学の犯罪 –ノーベル経済学賞の終焉-
今日多くの経済学があり、多くの大学に経済学部がある。しかし今日、経済学が真に経済の発展に役立っているのか、あるいは経済現象を正しく記述しているのかとの問が多く発せられ、中には今日の経済の混乱は経済学そのものが用意したものであり、経済学に罪があると考える反省しきりの経済学者もいる。ひょっとすると近々に最後のノーベル経済学賞という事態が生じるのかも知れない。実は私も早くから経済学の限界に触れてきた一人である。余りにも現実からかけ離れた理論と化し、その理論が悪さをするのである。以前に計量経済学の大家である京都大学の佐和隆光教授と論争した内容をWSF誌で報告したが、経済学の基盤そのものが壊れてしまっているのである。
     2014-01-14_215955.jpg
スポンサーサイト
政治 | Comments(0) | Trackback(0)
2010/10/06

尖閣列島問題に思う  -全ては自分で自分を守る意志-

(3)連鎖反応としての竹島、北方四島

 既に尖閣列島問題での日本の弱腰を見て、ロシアは中国と日本に対して共同歩調を採る事を話し合い、更に韓国も竹島の問題でその勢いを強めることになるでしょう。

 多くの獣の世界においては、狩をする時に群れの中の弱者を狙うのが常套手段です。まさに弱肉強食の世界こそが動物の世界であるし、動物の一員である人間の造る世界もまた、弱肉強食なのです。

 それを“大人の分別”とか“正義とか大義”を振りかざしても、所詮“勝てば官軍”であり“敗ければ賊軍”なのです。

 歴史的に見ても、正義は勝者が掲げるものなのです。日本は未だ国連において、敗戦国条項を取り除けず、日本との開戦には“宣戦布告”はいらないのです。いきなり攻撃をしても国際法違反にならないのです。
 
 皆さんはどのようにお考えですか?

     2014-01-14_215955.jpg
政治 | Comments(0) | Trackback(0)
2010/10/05

尖閣列島問題に思う ―全ては自分で自分を守る意志―

(2)何よりも独自の力で守る為の議論を強める時

 極端な人は、今の日本の弱腰に対して“核武装”すべきであるとか、憲法改正をして自衛隊を軍隊として正式に認め、海外へも自由に出られるべきであるといった議論が登場しますが、それも選択肢として視界に入れとかねばなりません。

 その前に国防方法があるのかを議論していくことが大切ではないでしょうか?

 例えば、日本将来の選択肢として、次の三つがあると思います。
(1) 現状の維持
           ・独自の軍事力の保有(核を含む)
           ・アメリカとの関係の更なる強化
           ・中国、アジアとのユニオン化
           ・etc.

(2) 日本の範鎖国論
(3) アメリカの51番目の州

 この一つひとつについては、ここでは詳しく述べませんが、いずれにしても“明日の日本の国の形”についての国民的合意が必要でしょう。

 例えば、アメリカの51番目の州に成れば、日本独自の軍事力は無くなり、アメリカの軍事力の一環として、日本の自衛隊が組み込まれていくことになります。加えて三億一千万人に一億三千万人が加わるので、四億四千万人の内、約一億三千万人なので、約29%を占め、国政にも大きな影響力を与えることになるし、大統領も日本人から大統領が選出出来るかも知れません。

 いずれにしても“日本の明日の国の形”を明らかにして、日本の国土や国民の保全、安全策をより強化する時に来ているのです。
 
 さもなければ、日本の国土は中国やロシア、韓国といった周辺国に徐々に奪われていくことになるでしょう。
     2014-01-14_215955.jpg
政治 | Comments(0) | Trackback(0)
2010/10/05

尖閣列島問題に思う ―全ては自分で自分を守る―

(1) 日本の弱腰 強い者が世界では崇拝される

 中国の尖閣列島での操業中の漁船が日本の海上保安庁の監視船への体当たり、そして中途半端な形での船や船員、そして船長の解放、日本政府は地方検察の判断として知らん振りの呈でいるが、それに対して多くの立場からの批判が生じています。

 私はこうした問題の起きる前から、日本人の国際問題と防衛問題に関して問題ありと主張してきました。
 即ち、今日の日本においては、野党も、国民も、経済人も殆どは日本を自力で守ろうという意志を表明する人は居なく、日米安保頼み、あるいは相手の国の大人の良心頼みといった感を呈しているのです。自分で主体的に解決する意志が無いことを「大人の意志」とか「淡々と」とか「長期的に」といった言葉で逃げているだけです。

 所詮、アメリカの属国であり、アメリカの威光の下での存在でしかないと見られているのです。実際そうなんです。
 日本の空で飛行機を飛ばすにしても、防空識別圏「ADIZ」をアメリカがコントロールし、ココム協定違反の決定を下すにも、皆アメリカの意図を汲んでしか行えないのですから。そうした事実に黙々と従うか、全くの無関心なのが今の日本人です。

 その意味で「日本は日本人が守る!」の気概を持つことが何よりも大切なのです。直ぐに「日本の歴史」を持ち出して下手に軍備を強めるとアジアの国々の反旗を招くとの臆病風を吹かす人が多いのですが、世界中を見渡しても、軍備を強める国に対して快く思う隣国等一つもないのです。

 但し、歴史的にアジアの国々に対し多くの不安と迷惑を与えたことは事実なので、そこは深い思慮と配慮が必要であることは論をもちません。それ故に、深い洞察力が要求されるし、果敢な行動力が求められます。
     2014-01-14_215955.jpg
政治 | Comments(0) | Trackback(0)
2010/08/05

日本のリーダー像を考えてみましょう

 前回私は、日本はこれから春秋の時代(戦国時代)に突入し、そこで織田信長→豊臣秀吉→徳川家康のような順序で統治者が現れ、国が安定期に入るかも知れないと書きましたが、今回は、日本のリーダー像について少し触れてみたいと思います。

大きくは三つのポイントがあります。
 今日はグローバル政治、経済、社会の時代であり、日本という国を巧みに引っ張っていけるリーダーは同時に“世界のリーダー”としての能力、資質を持っていなければ無理だと思います。日本という国がこのグローバル社会の中でどのような立場を持つことが望ましいのかをキチンとした哲学、理念として持ち、同時にその立場で日本を動かしていける人材こそが真の日本のリーダー像なのです。これが第一の条件です。

 第二の条件は、国民に対し、日本の将来を考え、今我々は我々の子孫の為に、こういう努力をしておかねばならないということを勇気を持って言える事です。
 今の日本の政治全体の状況が、真のリーダー不在の為に、しっかりと「国家の明日の形」を提示し、その下にキチンとした戦略を描いて、国民にこう動いて下さいとの指針を示すことが出来ず、結局国民の要求を勝手に推測して、国民の為にこういう事をやりますという形の政治しか行われていないのです。国民のご機嫌取り政治なのです。結果として未来からの借金によるバラマキ政治になります。
 今日、真の政治家が居たならば、国民に対し「今日に生きる我々は世界的に見て、本当に幸せな生活としている。むしろ問題は我々の子孫達が世界の中で生き抜いていけるかどうかが問題であり、将来の為に今の時点で礎を築くことが大切であり、国民一人ひとりがもっと慎ましやかに生活し、将来に対し負担を減らし、産業を育て、風土を大切に、人心を回復する努力を行うことこそが大切である」といったことを周知徹底せしめる努力をすることでしょう。
 現実は殆どが国民の今の要求に答えるのみで、将来の日本の事、あるいは世界の事を率先して考えることなど殆どありません。
 私は地方の有力者(経営者の方々)向けの講演で、日本各地を回っていますが、いつも飛行機から日本の国土を見て思います。本当に日本は小国で国土の2/3が山だと、同時に日本には十分な森林資源を育てうる風土を自然条件として持っている。
 おそらく中国はこれから原木のみでなく、加えて木材の輸出能力も無くなっていく。仮に日本が今から20~30年後に向けて、森林の整備をすれば日本は森林の輸出国家にもなれるし、農業の輸出国にもなれると、そうすれば我々の子供や子孫の稼ぐ道を残してやれると、まさに今の日本はそうした将来の為の事を考えて布石を打たねばならないのです。それが出来るかは日本のリーダーの第二の資質です。

 第三の条件は、今日が情報技術により第三次産業革命であり、更に日進月歩、分進秒歩の技術革新の時代に突入していることを知り、日本の科学技術や興業を世界のトップポジションに座らせ続ける能力を持つ人材であることです。これはもう少し詳しく説明する必要がありますから、別の機会に詳しく述べましょう。
 中国の工業化に関してはまさに小平元国家主席の英断が在ったからこそなのです。「これから中国を真に工業国家にするには、工業や工業のことが判る人材を人民代のトップ層に持ってこなければダメだ」との考えからスタンフォード大学を範とする清華大学の卒業生である胡錦涛国家主席、朱鎔基元国務院総理、呉邦国といった逸材を起用したのです。それが成功して今日の中国の工業化は生じているのです。

 以上の三つの条件を日本のトップとしての首相の資質として挙げましたがいかがでしょうか。
     2014-01-14_215955.jpg
政治 | Comments(0) | Trackback(0)
 | HOME | Next »