FC2ブログ
2009/01/20

経済恐慌はどこまで続くのか

今回の金融危機に端を発する経済が世界的混乱を招いていますが、この混乱は、一体どこまでその状態を拡大していくのか、それともどこで改善に向かうのか、最近、世界中の識者や専門家が、その重たい口を開き始めました。

私は約30冊位の本を始めとして、多くの資料を集めて、その内容を分析してみました。その結果を纏めてみると5つのパターンに分けることが出来るようです。

(Ⅰ) 楽観論A :  2009年の秋頃から回復
(Ⅱ) 楽観論B :  2011年ころから回復
(Ⅲ) 中間論  :  5~6年後から回復
(Ⅲ) 悲観論A :  世界的恐慌に突入して10年以上経ってから回復
(Ⅳ) 悲観論B :  資本主義経済体制の崩壊

出来れば(Ⅰ)の楽観論Aで事態が収拾されれば良いのですが……。
今日の状況を見ていると、なかなか難しいのではないでしょうか。
その理由は、“強欲資本主義”と語られ始めている如く、世界から資金を集める為に、様々に作り上げた組合せ金融商品(デリバティブ)の総額が5~6京円あるからです。
仮に一番少なく見積もって、その1割がダメになったとしましょう。それでも5000~6000兆円なのです。
それに対して、各国政府の救済金は、全部合わせても200~300兆円(アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、中国etc.)のレベルなのです。

デリバティブ5~6京円 > そのダメージ5000~6000兆円 > 救済資金200~300兆円

アメリカ政府は、70~80兆円を銀行救済とビッグ3等の救済に回していますが、とても足りません。ということは、経済恐慌本番はこれからなのです。その点を目先の政府の対応で誤魔化されてはなりません!

体系化された知識は、現実の世界を正しく捉えるのに一番役立つのです。


ここで注意をしていただきたいのは、実は金融危機に陥ったといっても、世界中の資源も、生産工場も技術も、輸送手段としての飛行機も船もトラックも減った訳ではないし、デパートもスーパーもある訳です。しかも世界中の多くの人は、モノが欲しいのです。ニーズも減った訳ではありません。

要は“経済の血”としての金融、すなわちお金の流れが悪くなったのです。言い換えれば、人体の血液、血管系に障害が生じたのです。だからと言って、お金が無くなった訳でもありません。
何と1995年のインターネット元年、そしてアメリカの強いドル政策の採用と、世界的金融の拡大に乗って稼いだ人たちが一部にいるのです。その額は100兆ドル(=1京円)と言われています。一部の人々に富が集まってしまったのです!


様々な政府批判で有名なアメリカの映画監督であるマイケル・ムーアは、彼のブログの中で、アメリカの救済法を述べていますが、(前回お話ししたように、)アメリカの富の半分を所有していると指摘される400人に、その資金を掃き出させれば良いと言っているのです。


実際は難しいでしょうが、そうすればアメリカ政府は海外に国債を売らなくても(いまや買ってくれる国があるとすると日本くらいなのかな?)今回の事態を解決することは出来ます。貧富の差も解消することになる訳です。

ひょっとすると、日本でも同じことをやったらよいのかも知れません。もっとも日本人の中にそれだけの稼ぎをした人は見当たらないようですが――。
     2014-01-14_215955.jpg
スポンサーサイト



経済 | Comments(0) | Trackback(0)
 | HOME |