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2009/10/06

飛岡 健の二つの関心事 ―― 『和道原論』と『生物学ベースの教育論』②

第二の教育の「生物学ベースの教育論」とは、人間の生物としての機能の発達を正しく捉えながら、その各々の時期に相応しい教育を施すようにすることである。そのベースは、『生活』という文字にある。「生きる」とは「動物として生きる」の意味であり、「活きる」は「人間として活かされる」の意であり、両者が合体して「生活」になる。
「太初にロゴス在りき」と『聖書』の創世記の冒頭に示されたように、人間という生きものは、“考える葦”(パスカル)である。自然生態系の中に於いて生態系の一つとして生きる段階から、文明、文化を創造して活きる段階へと移行したのである。
何よりも人間の脳に注目し、脳幹と大脳辺縁系と大脳皮質の三位一体の構造と、その関係を十分に把握して脳の発展プロセスに合わせた教育をしていくことである。
生きていく為に不可欠の生産活動の為の知恵、知識を授ける前に、何よりも生存の為の知恵、知識を授けることが重要である。そうしたことを人間の体の各部の成長と合わせた教育論こそが求められるのである。

今日の教育は、「生存の為の知恵、知識」を教えるよりは、“生産の為の知識偏重教育”と言わざるを得ないレベルになってしまっている。その教育には、明治維新と第
二次大戦という二つのエポックが大きくかかわっている。

特に第二次大戦後は、「生存の為の知恵、知識」を授けていなかった。「大家族制」や「コミュニティ」の崩壊に伴い、全く野放しになり、基本的社会生活の資質を身につけない“野生の児童”が増え続けている。しかし、それも溯れば、その原因は明治維新時の物質文明のみの片肺的導入にあったのである。

こうした二つのテーマに関して、私はしっかりした理論を導くと共に、世の人々に伝えていきたいと考え、日々努力している。
二つの関心事2
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