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2010/08/05

日本のリーダー像を考えてみましょう

 前回私は、日本はこれから春秋の時代(戦国時代)に突入し、そこで織田信長→豊臣秀吉→徳川家康のような順序で統治者が現れ、国が安定期に入るかも知れないと書きましたが、今回は、日本のリーダー像について少し触れてみたいと思います。

大きくは三つのポイントがあります。
 今日はグローバル政治、経済、社会の時代であり、日本という国を巧みに引っ張っていけるリーダーは同時に“世界のリーダー”としての能力、資質を持っていなければ無理だと思います。日本という国がこのグローバル社会の中でどのような立場を持つことが望ましいのかをキチンとした哲学、理念として持ち、同時にその立場で日本を動かしていける人材こそが真の日本のリーダー像なのです。これが第一の条件です。

 第二の条件は、国民に対し、日本の将来を考え、今我々は我々の子孫の為に、こういう努力をしておかねばならないということを勇気を持って言える事です。
 今の日本の政治全体の状況が、真のリーダー不在の為に、しっかりと「国家の明日の形」を提示し、その下にキチンとした戦略を描いて、国民にこう動いて下さいとの指針を示すことが出来ず、結局国民の要求を勝手に推測して、国民の為にこういう事をやりますという形の政治しか行われていないのです。国民のご機嫌取り政治なのです。結果として未来からの借金によるバラマキ政治になります。
 今日、真の政治家が居たならば、国民に対し「今日に生きる我々は世界的に見て、本当に幸せな生活としている。むしろ問題は我々の子孫達が世界の中で生き抜いていけるかどうかが問題であり、将来の為に今の時点で礎を築くことが大切であり、国民一人ひとりがもっと慎ましやかに生活し、将来に対し負担を減らし、産業を育て、風土を大切に、人心を回復する努力を行うことこそが大切である」といったことを周知徹底せしめる努力をすることでしょう。
 現実は殆どが国民の今の要求に答えるのみで、将来の日本の事、あるいは世界の事を率先して考えることなど殆どありません。
 私は地方の有力者(経営者の方々)向けの講演で、日本各地を回っていますが、いつも飛行機から日本の国土を見て思います。本当に日本は小国で国土の2/3が山だと、同時に日本には十分な森林資源を育てうる風土を自然条件として持っている。
 おそらく中国はこれから原木のみでなく、加えて木材の輸出能力も無くなっていく。仮に日本が今から20~30年後に向けて、森林の整備をすれば日本は森林の輸出国家にもなれるし、農業の輸出国にもなれると、そうすれば我々の子供や子孫の稼ぐ道を残してやれると、まさに今の日本はそうした将来の為の事を考えて布石を打たねばならないのです。それが出来るかは日本のリーダーの第二の資質です。

 第三の条件は、今日が情報技術により第三次産業革命であり、更に日進月歩、分進秒歩の技術革新の時代に突入していることを知り、日本の科学技術や興業を世界のトップポジションに座らせ続ける能力を持つ人材であることです。これはもう少し詳しく説明する必要がありますから、別の機会に詳しく述べましょう。
 中国の工業化に関してはまさに小平元国家主席の英断が在ったからこそなのです。「これから中国を真に工業国家にするには、工業や工業のことが判る人材を人民代のトップ層に持ってこなければダメだ」との考えからスタンフォード大学を範とする清華大学の卒業生である胡錦涛国家主席、朱鎔基元国務院総理、呉邦国といった逸材を起用したのです。それが成功して今日の中国の工業化は生じているのです。

 以上の三つの条件を日本のトップとしての首相の資質として挙げましたがいかがでしょうか。
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