2014/02/27

飛岡健の未来予測塾: 10月 三つの視点

(1) 生老病死と苦集滅道と八正道
人間は何も持たず生まれ、何も持たずに死んでいく。しかしその間に様々な煩悩に苦しめられ
る。それを仏教では「生老病死」と捉え、そのプロセスを「苦集滅道」と表現する。即ち苦と
は生老病死、集とは苦しみの原因である悩む心の集合、滅とは苦集を取り去って悟りの境地、
そして道は滅の為の修業を意味する。そして八正道とは人生を正しく生きていく為の教えであ
り、「正見」、「正語」、「正業」、「正命」、「正精進」、「正念」、「正思惟」、「正定」というまさに
字の如くであり、正しく見る事、正しく思う事、即ち邪心を捨てる事、正語は、正しい言葉、
自分の都合の良い言葉を用いて人を落とし入れたりしない事。正業は正しい行うこと、生命は
正しく生きること生精進とは努力する、物事を投げやりにしない。そして正定は信念を持って
ふらふらしない事を指している。


(2) 一撃必殺
生命を掛けての戦いにおいて、一撃必殺という言葉が良く用いられる。これは例えば狩におい
ても本当に獲物を取ろうとすると、絶対にハズさない至近距離にまで近づいて狩をするのが、
成功の秘訣であるが、逆に言えば一撃で必殺しなければ自分の生命が危うくなることを意味す
る。まさに『禅と日本文化』(鈴木大拙)の中で剣道と禅との関係が論じられているが、ポイン
トはいかに自分を空にして存在を消し、間合いを取らせないである。同時に胆田に全ての気を
集めて、剣先に全ての気を移して、一気に開放して一撃の下に敵を必殺するのが極意である。
この考え方はビジネスを含めて至る所で用いうる考え方である。但し「先兵法はケガの元」で
あり、中途半端な訓練や能力の下でそれを行う事は、一撃でとどめを射す事が出来ず、相手の
反撃を受けて、逆に自らの生命を落とす事になりかねない。


(3) 改めて目標の大切さを
2013 年 9 月 9 日(重陽の節句)に2020 年の東京オリンピック開催が決定の報が届いた。私は今
日の日本は「明日の国の形」が国民に為政者から提示されないままに太平洋の波間を漂流して
いる。ところがオリンピック開催地決定の報が流れると「明日の国の形」ではないが、2020 年
にオリンピックという一つの目標が出来る事によって、今までの莫とした日本の国民の雰囲気
が、何かかなりのピリっとしたように感じたのであった。この例からも、いかに目標を掲げる
事が大切かを改めて実感させられたのであった。やはりその事実から還元して言える事は、も
う少し政府あるいは日本のリーダ達は日本の進む道とやるべき事を国民に目標として示す事が
大切のようだ。何よりも日本民族は、目標が定まった時の集団行動力は世界でも卓越している
と言われているのであるから、余計に目標の設定が重要なのである。
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