2014/03/07

2012年4月 三つの視点 by 飛岡健

(1)シャバット(安息日)とラマダン(イスラム暦の第 9の月)
- ユダヤ人の生活の英知の素晴らしさ -
シャバットとは、1 週間のうちの土曜日を一切の仕事から離れ、自己の再生の日とすると共
に、家族と一緒に三度の食事をし、共に過す日として定め、それを守る事をシャバットとい
う。そして日の出から日没まで一切のモノを口にしない習慣をサウム(断食)と言い、ラマダン
月に行う。ご存知のようにユダヤ人は旧約聖書を解釈し、日々の生活まで細かく規定した『タ
ルムード』という莫大な量の規範書がある。それに従って日々の生活をユダヤ人は過している
のであるが、その一部しか知らないが、まさに人間がこの地上を楽園として生きていく様々な
英知が秘められている。ここで取上げたシャバットとラマダンもその一つの営為なのである。


(2)質問こそが人を成長させる - 異なる考えこそ大事 -
日本人は調和の文明であり、周りの人と考えが一致する事が、その理想であるが、砂漠の民
ユダヤ人は、自らの考えを他と一致していないことこそ大切なのである。異なるもの同士の衝
突こそが、知的意識変革が生じ、そこに知的生産が生まれ、新しい概念や考え方が生じると考
えるのである。まさに自らが知的変革者であらんとするユダヤ人の素晴らしさである。日本人
が海外からの文化の輸入、改善を図って生存をデザインする時代は終わったとするならば、ま
さに日本人一人ひとりがユダヤ人の如く主体性を持ち、自らの考えを有し、考えを正しく衝突
させることが望まれる時代に入っている事を知らねばならない。


(3)祈る宗教と学ぶ宗教 - 教育宗教 –
良くユダヤ教とユダヤ人の関係について語られるが、一言で語ればユダヤ人とはユダヤ教を
信じる人々であり、彼らにとって聖書を学ぶことが信仰であり、それにより日々自己研鑽を積
み、自らを変化せしめていくことが大切とされる。多くの宗教が多くの教義を教わり、それを
信じ祈る事を大切にしているが、ユダヤ教では、学ぶ、そして新しい発見を日々していくこと
こそが大切なのである。それ故にユダヤ教は、学ぶ宗教と語られる。別の言い方をすればユダ
ヤ教は、“教育宗教”とも言える。学ぶ事によって知識を持ち、それを知恵で解き放つ事こそ
が大事なのである。
関連記事
スポンサーサイト
     2014-01-14_215955.jpg
未来予測 | Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示