2009/04/10

飛岡健~北朝鮮のテポドン発射について

飛岡健~北朝鮮のテポドン発射について(4)
 
北朝鮮の意図と日本人の反応
 
こうした時に、何よりも必要な対応行動は「孫氏の兵法」の教えで、「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」です。何よりも、北朝鮮の意図は「核の保有国になること」が最終目的なのです。そのプロセスの中で「食糧、エネルギー、・・・」等の海外からの援助を引き出そうとすることなのです。
 
今年の正月、世界一核問題に詳しいドクターキッシンジャーが「日高リポート」の放送の中で、「仮に六カ国協議が進展しなければ、2009年中に北朝鮮は核兵器を6~8個程度持つことになるでしょう」との見通しを語っていましたが、まさにその方向に動いていると言えるでしょう。
 
一方、日本人の反応は相変わらずジャーナリズムではなく、センセーショナリズムであり、まるでお祭り騒ぎのように見えます。元々北朝鮮のミサイル打ち上げは判っていたことなので、それに対してしっかりと準備しておくのは当たり前ですし、打ち上げ実験をしなくとも、ミサイルの発射用ランチャーがあり開発していることが判っているので、静かにその対応を進めておくべきであり、事があったら粛々と行うべきなのです。
 
 また、今回のことのみでなく、もう一度真剣に国防、あるいは国家安全保障体制について日本人全体が真剣に考えるときが来たのではないでしょうか。
 
日本の対岸のアジア対立の東部は、韓国を除いて、皆社会主義国なのです。そうした状況にあり“地勢学的リスク”を考える必要がありますし、今や世界中に沢山の“火薬庫”が出来、しかも多くの国が核武装している時に、一人、日本のみ良い子ぶって非核三原則や憲法での戦争放棄を言っていて良いのでしょうか。
 
仮に「日本が占領され、日本人が平和のためには殺されても良い」との覚悟があれば別ですが、今の所どちらにもつかないで、実力以下の軍事力と一方で安易な平和ボケにあるのです。非戦論ならそれなりの国民の合意と強い覚悟が不可欠なのです。
 
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