2009/07/03

チャイナリスクを考える ―― プログラムコードの全公開と検閲ソフト搭載の義務化によって②

さて、中国は何故今、検閲ソフトの搭載を義務付けようとしているのであろうか。

その目的として考えられるのは、一つは中国国民の犯罪に対する規制である。
中国国民は、エログロナンセンス、博打、薬が人一倍好きな国民であると言ってよいだろう。中国市民にインターネットが普及することで、これらの有害な情報が流れ込み、浮き足立った者たちが、それらに耽ったり、犯罪を起こしたりしないかと危惧している。それに歯止めをかけたいというのが中国当局の思惑と言える。
そして、仮に検閲ソフトが中国市民のパソコン全てに搭載されたとしても、中国人のことであるから、今度は神媒体やフィルム媒体を復活させ、結果として問題はあまり小さくならないであろう。

しかし、中国当局の考えには、もっと隠された意図があり、中国のIT技術の進歩の為に、世界のノウハウを公開させていこうとの配慮もあるのだろう。中国は独自の中国語のOS開発を進めているし、独自のIT技術の展開を考えている。そうした一連の流れの中での検閲ソフトとして捉えることが重要なのではないだろうか。

では、国際社会という面からはどうだろう。
この中国製の検閲ソフトの搭載料金によって値段が高くなるし、仮に中国企業にそのソフトの代金に関しての優遇策があれば、中国製品にとって有利に働くであろう。

日本としては、二つの側面から反対するであろう。
  ① 表現の自由
  ② 知的所有権

しかし、他方では、日本からも問題のソフトが輸出されている事実もあるので、それらを日本側として規制する努力も必要であろう。
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